エンピツプロジェクト

世界の子どもたちに文房具を届ける

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明日から踏み出せる、等身大のSDGsをシェアしよう!《わたしたちのSDGsサミット2020》開催レポート

今や、環境問題や世界の貧困問題などは、国の偉い人や専門家の人たちだけが課題解決に取り組むことではなく、地球上で生きる全ての人が自分事として考えなくてはならないことだと思っています。

これは、大人だけではなく次世代を担う子どもたちも共通言語として学校で学び、現状を知り、課題解決に取り組み始めています。

 

エンピツプロジェクトは、SDGsをもっと身近なこととして感じてもらい、生活の一部として取り組める事例やグループの紹介をし、世界の中高大生を中心に、各地域の親子や友人が集まって一緒に考える場として「わたしたちのSDGsサミット」を企画しました。

わたしたちのSDGsサミット =「首脳」だけじゃない =みんなが主人公
みんなが当事者となって、明日から踏み出せる、等身大のSDGs活動をシェアするグローバルイベントです。

第1回は「 First Step 〜わたしたちの一歩〜 」といったテーマで、まさに今年、一歩を踏み出した2グループが日本そしてイギリスからプレゼンテーションを行いました。

 

 

トップバッターのNext Generationsは、山梨県北杜市立甲稜高校に通う、ボランティアチーム。エンピツプロジェクト公認の「次世代のエンピツお届け人」として学校で使われなくなった文房具の回収や募金活動を積極的に行っています。
「私たちの地域・学校の魅力」と題して、SDGsに関心を持つ高校生3人が取り組んでいる活動について紹介してくれました。

活動をスタートしたきっかけは、実際にカンボジアにいったことのある一人のメンバーが、文房具がなくて勉強環境が整っていないカンボジアの子どもたちの現状をみて、日本との差に大きな衝撃を受けた経験から、高校生である私たちに今、何ができるか。ということを考えるようになったそうです。

そこで文房具を送るという活動をしたいと思いたち、エンピツプロジェクトの活動を知りメッセージをくれたことで、エンピツプロジェクトの学生部として今の活動につながりました。

すでに、学校や周辺の学校からも協力を得て、たくさんの文房具を集め、活動の幅を広げる彼女たち。その一歩は、想いを言葉にしたということ。そこに共感する仲間が集まり、エンピツプロジェクトにメッセージを送ったことで、高校生の彼女たちでもできることを形にしていきました。

この活動で文房具を届けられるは、世界の困っている人たちのほんのひと握りですが、それでも一人でも多くの人が笑顔になってくれることを願って活動をしています」という力強い言葉が全校生徒、周辺地域だけでなくさらに世界へと響いていって欲しいです。

 

 

 

続いての+KOKOLO佐藤さん親子のプレゼンテーションはSDGsに関する7つの簡単な質問からスタート!すぐに答えられる質問もある中、意外と答えられないこともあり、知らない人も知っている人も、ぜひ改めて調べてみてくださいね。

 

 

現在15歳のHanaさんが通うイギリスの学校では、土に返る食品パッケージが使われ、また制服のブレザーはプラスチックボトルから作られているという、日本の学校しか通ったことがない我々には衝撃的な学校生活を紹介してくれました。

イギリスでは小学校の頃から多くのチャリティーイベントが日常的に行われているため、チャリティーは楽しいものであり、チャリティーを行うことは特別ではありません。身近にある存在としてすでに生活に溶け込んでいました。

 

+KOKOLOで販売しているチャリティーTシャツは、Teemilというプラットフォームによるフェアトレードの精神で生産者と地球環境のことを考えたアパレル商品を取り扱っており、古くなったTシャツはお店に返せてリサイクルできるという循環型ファッションを推進しています。

佐藤さん親子は、COVID-19の影響で世の中が大変な今だからこそ、何か出来ることを行動に移す時だと思い+KOKOLOをスタート、その売り上げの一部は社会活動を行っている団体へ寄付されています。

また、ファッション業界の現状、海洋汚染の問題を提示し、エシカル消費の大切さを教えてくれました。エシカル消費とは人・社会・環境に優しい商品やサービスを自らの意思で選ぶことです。量より質を、安いものより長く使えるものを選ぶとなると、値段も高くなってしまいますが、これもSDGsに繋がる一歩ですよね。

 

ご⾃⾝のお⼦さんが⾃分の周り以外の子どもたちの事を考える良い機会になってくれればとの思いと、日本でもチャリティーやボランティア活動がイギリスのように⽇常になることを願い、小さくてもいいので親子でも継続できることを取り組まれています。

 

日本とイギリスの違い、そして今回発表してくれた2グループと自分自身に置き換えてもさまざまな発見や驚きがあったと思います。

さまざまな活動を知ること、一歩を踏み出す人が一人でも増えることで目標にも一歩近づけます。また、一人ではできないことでも、このようにさまざまな人が集まりシェアすることで実現できることが広がります。

それぞれに合った明日から踏み出せる、等身大のSDGsを考えてみましょう!

 

 

さまざまな国・地域のSDGs活動をシェアし、活動の場が広がるよう、今後も「わたしたちのSDGsサミット」を実施していきます。

「わたしたちのSDGsサミット」参加ご希望の方はお問合せよりご連絡ください!

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